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【第82回】叱らない上司は良い上司?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
最近教育でもマネジメントでも基本は「褒めて伸ばす」が主流です。
叱る=悪い事のような風潮もあります。
ただ、私個人的に思うことは叱られることは必要だと思っています。
どこまでいっても基本人間はポンコツに出来ています。
確かに良い方向に向いて伸びていく為には「褒め」による「自信の確立」は
必要かもしれません。
ただ、間違った方向に向いたとき、間違いに気付いていない時は
大いに叱られて欲しいなと思います。
だって、「怖い思い」や「恥ずかしい思い」は成長の為に必ず必要だからです。
ちょっと話は変わるのですが、私が輸入商社で働いていたとき、
ドイツの幼稚園と小学校に視察に行きました。
ヨーロッパの中でも、特にドイツは非常に教育熱心な国です。
そんなドイツの幼稚園や小学校では、学校の遊具にあえて「若干危険な場所」を
造っています。
何故かと言うと、「危機管理能力を高める為」です。
大人になって大きなケガをしないように、小さい時にちょっと痛い思いをさせてあげて
自分の力で「注意する力」を身に付けさせるためにあえて「ちょっとした危険を与えるんです」
今の日本では考えられませんよね。
その日の気分や自分の機嫌で「怒る」上司は成長が必要です。
ただ、あなたの為を思って、愛情を持って、「叱ってくれる上司」は
仕事だけではなくあなたの人生において、恩人です。
「うちの上司は厳しいから」と部下に言われる上司は最高にカッコいいと思います。
逆に「うちの上司はめっちゃ褒めてくれる!」と喜んでいるあなた、
その上司、人を駒として使うのが上手いだけの人なんじゃない?