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【第826回】やらない人、出来ない人ほど口を出す
たくさんの企業やそこで働かれる人と携わらせていただいていると、人というものの共通点と言いますか、ある一定の属性というものが見えてくるようになります。特に仕事においては顕著で、成果を出し続ける人はひたむきに黙々とやるべきことをやり続けることが出来るのに対し、成果がなかなか出ない人は「やらないくせに、出来ないくせに一丁前以上に口を出す」ということがあります。「俺だったらこうするけど」「わたしはこれはどうかと思う」などなど、重箱の隅をつつくように評論家気取りでダメ出しをしてきて、それに対してキズついたりやる気が削がれた頑張り屋さんから相談を受けた際にお伝えさせていただいていることは「雑音だから気にしなくていい」ということです。出来ない人、やらない人になればなるほど自信の無さなのか、マウントを取ることによってしか自分の居場所を確立できないからなのか声が大きいもの。だってそれがその人たちができる唯一の自己表現だから。中には悪意を持ってキズ付けてくる人もいます。わたしはそういった人たちの言葉は「雑音」だと思っています。だからこそ、そんな時に雑音に耳を傾けてしまうと軸がブレる、軸がブレるから成果が出ない、楽しくないという負のスパイラルに陥ってしまうので、もし雑音が耳に入ってくるときこそ、耳を傾けるべきは「自分自身」なのです。ゴールはどこなのか?今自分がやっていることは着実に確実にゴールに向かっているのだろうか?もっと早くゴールに辿り着くにはどうすればいいのか?求めてもいないのにアドヴァイスを言ってくる人にロクなものはないし、だいたいそんなアドヴァイスは的外れでクソの役にもたたないものばかりなので、もしやっても無い人があーだこーだ言ってきたら「そうなんですね、じゃあそれでやってください、では!」と言ってみてください。きっとそれっぽい理由を付けて逃げていくはずです。ただ、年を重ねると体力や気力も衰えて自分もやらないのに口だけは一丁前のサムい大人にならないように自分自身も気を付けていく必要があるんじゃない?