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【第821回】迷ったときは「面倒なこと」を選ぼう
こどもたちへ
毎日は「選択」の連続です。「今日なにを食べようかな?」「どんな服を着ようかな?」などなど、生きていると選ぶことがたくさんありますが、その中でも「人付き合い」に関してはお父さんは決めていることがあります。それは「面倒なことを選ぶ」ということ。例えば「挨拶」でも自分からするのと相手からしてもらうのはどちらが面倒かと言うと自分から挨拶する方が面倒だと思います。ときには勇気も必要かもしれません、声を張る必要もあるかと思います、相手から「空気」を作ってもらった方がよっぽど楽ですが、だからこそお父さんは自分から挨拶するようにします。例えばご何か贈り物をいただいた場合でも「何も言わない」のと、「メールでお礼を伝えること」と、「直接電話でお礼を伝えること」であれば「直接電話でお礼を伝える」を選びます。もし自分に落ち度があって謝らないといけないときは「会う」「電話で謝罪」のどちらかを選びます。人付き合いにおいては「面倒なこと」を最初に選ぶと後々が非常に楽になります。逆に面倒という理由で「まぁいいか」とその時の楽や、恐怖を優先して放っておくと、後々非常に厄介なことになり収拾がつかなくなります。人付き合いだけではなくてすべてのものに対して言えるかもしれませんね。掃除もこまめにするのと、溜めて溜めて掃除するのとでは労力も、もしかしたら費用も違ってくるかもしれません。勉強も「ずーっとやらない」のと「ちょこちょこやっておく」のでは、人生において生きやすさが段違いです。
「迷ったときは面倒なことを選ぶ」。「あ~、面倒くせぇ…。この件はひとまず保留かな。」と思うときはたくさんあるかと思います。その時には是非この言葉を思い出して「ちょっとの勇気と少しの手間」をかけて面倒なことを選んでみると、自身を取り巻く環境が劇的に良くなります。ただし、気を付けないといけないのは「人様に害をなす面倒な人」はそんなに気合を入れて対応しなくてもいいので、そんな人と出会った際はしれっと距離を置いて携わらないことも大切です。
「勝てない(そもそも勝つ必要が無い人も含む)奴には関わらない」これが無敵の思想です。