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【第816回】みんな正しくて、みんな正しくない
こどもたちへ
これから君たちにはたくさん「教えてくれる人」が現れます。学校の先生はもちろん、先輩、仕事をするようになると上司だったり、時には見ず知らずのおっちゃんだったり、もちろんお父さん、お母さんも含め君たちにたくさんのことを「教えたい」と言う人がどんどん現れるかと思います。それらの人の教えは全て「正しくて」全て「正しくない」です。人はそれぞれ「自分が正しい」と思っています。だからこそ「教えてあげたい」「良くなって欲しい」と、君たちが愛される人になればなるほどたくさんの人が教えてくれるので、一度は素直に受け入れなさい。ただ人は間違う生き物だし「正しさ」というのは非常に曖昧なものです。戦時中の英雄は平時では「人殺し」です。物事は見方や立ち位置によって正しいかどうかは非常に揺らぎやすいものです。だからこそ「正しいかそうでないか」は自分で決めなさい。自分で正しい選択を選べるようになるにたくさんの物事を経験しなさい。楽しいこと、幸せなことばかりではなくときには騙されることもあるでしょう、時には傷つけられることもあるでしょう。逆に嘘をつくことも、人を裏切ることもあるでしょう。それでもどんどん経験しなさい。特に若いうちに経験しなさい。お父さんが生きているうちは全力でフォローします。君たちのお父さんは結構無敵です。そしてうちにはお母さんもいます。君たちのお母さんはこの世が生んだ奇跡です。「ハートが綺麗な人ランキング」があれば間違いなく日本代表です。ひょっとしたら北半球でも5本の指に入るかもしれません。だからこそ、お父さんお母さんが生きているうちにどんどんチャレンジしてください。ただ気を付けないといけないのは「自分の自信を付けたい」「自分が認められたい」という想いが強くて「マウントを取りたい」人が出てきます。そんなときは「あなたからの学びは終わりました」と心の中でつぶやいてみてください。きっと疎遠になります。このように付き合うべき人、付き合わなくてもい人を見分けられるように自分の「ものさし」が持てたらいいね。