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【第773回】また作ればいいじゃん
株式会社BENchmarkクライアント様は「粋」な社長や「温かい」社長、「カッコいい」社長が多いのですが、先日もクライアント様先でドラマがありまして、その会社は法人を相手にいわゆる「BtoB」を主軸として商売をしている会社なのですが、先日売り上げの大半を担う取引先担当者からどうやら横柄な態度と一方的な条件を突きつけられて担当スタッフが泣きそうな顔で「射場さんだったらどうします?」と相談をしてきてくれたのですが、ちょうどその際に社長もその場に姿を現し「どうした?」となり、一部始終を共有したところ「切っちゃっていいんじゃない?」とスタッフに伝えていました。スタッフは「???」という顔。そりゃあ売上の大半を担う取引先を簡単に「切っちゃっていいんじゃない?」と社長が言うとは思っていなかったのでしょう。そしてそのあと「また新しい取引先をつくればいいじゃん」と言ったとたん担当スタッフが泣き出しました。相当今まで我慢して、重圧に耐えていたんでしょう。実はその社長はゴリゴリの営業畑出身なので、「なくなればまたつくればいい」という営業の本質を知っていらっしゃった+スタッフが苦しんで追い込まれるくらいの取引先ならばいらないという判断。わたしもその考えに激しく同意で「みんなで作ろう」とお伝えし、他のスタッフも含め「よっしゃー!」「見とけよー!」「絶対新しい取引先作るぞ!」と組織が一つになり強くなっていく場面に立ち会えて、とても幸せでした。ただ、その後スタッフを先に帰して社長と二人でミーティングした途端「射場くん、どうしよう~」と弱音を吐きだす社長。大好きです。スタッフの前で立場を考え強がって、でも本当はビビっていて。そんな状況で私を頼っていただいてとても嬉しいです。大丈夫です。余裕です。なんなら私期間限定で営業として力を貸します。こうした人間っぽい人だからこそ人が付いてくる。とても勉強させていただいております。今あるものは全て生まれたときはなかったものばかり、だからこそ気楽になくなったらまた作ればいいんじゃない?