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【第737回】良い失敗ができました
起業してから5年。有難いことに企業してから毎年3月、4月は新入社員研修、年度はじめ研修の講師のご依頼をたくさんいただいております。毎年毎年リピーターのお客様、口コミやご紹介からご依頼いただく新規のお客様からのご依頼で、それこそ目が回る忙しさなのですが、先日とあるクライアント様での講師依頼の際に、超絶大失敗を犯してしまいました。結論から申し上げますと約1時間ほどの時間枠を与えられていたにも関わらずなんとスタートからわずか30分で終わってしまうというあってはならない凡ミスをかましました。今から書くことは全て言い訳です。やらかした理由は大きく3点。まずセミナー時間1時間という時間設定に完全に油断していました。いつもなら2時間話っぱなしというセミナーがほとんどで「1時間で足りるかなぁ?」くらいの余裕をぶっこいていて事前のロープレを怠っていました。次に会場の事前確認を怠ったことにより、セミナー開始直前まで資料がスクリーンに映し出されず気持ちの整理がつかないままセミナーを開始するという事前確認ミスによる焦りが生じました。最後がセミナー参加者の人数。通常であれば1人~多くても50人くらいの受講者に対してのセミナー講師の仕事が多いのですが、今回は約200人超えの人数を前にステージに立った瞬間完全にビビりました。その結果、必要以上に早口になり、途中自分でも何を言っているか分からなくなり、より一層焦るという悪循環に陥りました。と、あーだこーだ書いていますが、「準備不足」です。「お前自身がセミナー受けて来いよ状態」です。ブラジルまで穴を掘って土下座したいレベルです。慣れ・舐め・ダレという、普段わたしが嫌うことを私自身がやってしまって2週間ほど自己嫌悪です。また、セミナーの際に撮影いただいた自身の写真を見たら猫背が凄い、そして焦っているからか写真のほとんどが白目。もうここまで来たら怒りを通りこして「かわいそう」とすら思えてきます。ただ、一番かわいそうなのは貴重な時間をこんなアホに費やしてしまった受講者の方、そして何より信じて託してくださったクライアント様です。セミナー終了後超絶謝り倒しましたが「いやいや良かったよ~」という、むしろ怒ってもらったほうが1000倍楽なほど気を遣わせてしまい穴があったら入りたいどころか、もういっそ埋めてください状態でした。ただ、まだ今月内もセミナー講師のご依頼はあと5件あります。だからこそ、最近は毎日寝る時間を削りながら資料の最終調整、ロープレにロープレを重ね準備をしています。どのセミナーも大切ですが、新入社員研修はその子の一生を左右するかもしれないので責任重大です。何よりこれは自分自身に対するリベンジです。でなければこの失敗と出会えた意味がありません。失敗をパワーアップの材料にしてやろうとギラギラしております。そこまでした上で滑った日には、むしろそれは「もうセミナー辞めときや」という天からの声じゃない?