BENchmarkブログ
【第1182回】少子高齢化を受け入れた上での戦略
少子化、高齢化が問題となっている日本ですが、世界のいろんな国で女性が生涯で子どもを産む出生率を調べると日本よりも韓国、中国、そしてシンガポールは実はもっと少ないのです。そして驚くべきことに、シンガポールでは日本の数倍の予算を使い少子化対策を40年に渡り続けてきたのですが、合計特殊出生率(女性が生涯で子どもを産む数)は一向に改善されていないといった状態です。例えばシンガポールでは、お子さんを一人生むと最大20,000シンガポールドル、第二子は最大23,000シンガポールドル、第三子以降は32,000シンガポールドルとかなり手厚い補助金が出ているのですが、合計特殊出生数は2014年の1.26から2024年の0.97と毎年、下がり続けているのです。(1シンガポールドルは約125円)
すなわち、少子化対策を40年に渡り、強化してきたシンガポールでは、結果として全く効果が出ていないということ。
そんな現実があるにも関わらず「日本はこれから出生率がガンガン上がる!」と思って戦略を練ってしまうとドツボにハマってしまいます。
しっかり現実を受け止めて「少子高齢化」を前提として戦略を練っていく。だからこそ売上や会社規模をどんどん大きくしていくのではなく年間のしっかりした事業計画を練った上で2年、3年先まで固い見込みがある「ストック型経営」を取り組んでいく必要があるんじゃない?
