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2024-08-20 18:18:00
【第799回】本業が上手くいっていないときに新しい事業をするのは危険
景気が悪くなってくると業種を問わずたくさんの企業が「新しい事業」に手を出しがちです。ただ、これが本当に危険。特に「新たに銀行から借り入れをして起死回生を狙う」ということが本当に危険です。新たに取り組む事業が「挑戦」であればいいいのですが今上手くいっていかないからこその「逃げ」であれば即中断した方がいいと思います。そもそも事業を起こすということには相当な覚悟と労力が必要になります。商圏エリアをどこに設定するのか?その中でシェアをどれくらい獲得し、売上として年間いくら見込めるのか?エリアにおける競合はどのくらいいて、勝てる見込みはあるのか?どのようにライバルと差を付けるのか?これらを明確にし、具体的なスケジュールを立てて実行していく。これくらい新規事業をするには覚悟と労力が必要になるのです。中途半端な覚悟であれば、本業の業績がより悪化する可能性もあります。だからこそ、新事業をする前に「本当に本業で成果を出せないのか?」「上手く行っていたときと今の違いはなにか?」「どうすれば上手くいくのか?」を見つめ直し腰を据えて一つ一つ丁寧に取り組んでいくことを最優先にしたほうが成果は出やすいんじゃない?