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2024-06-27 18:18:00
【第772回】役職者は決算書が見れなくても会社の経営状況はある程度把握しておくべし
みなさん決算書の見方はわかりますか?どの項目を見るのか?そこからどのように分析するのか?などなど、簿記の知識がなかったり、経営に携わっていないと中々決算書を見る機会はないですし、誰かにゆっくり、じっくり教えてもらう機会もなかなかないもの。株の投資などしない限り日常生活で使うことはよっぽどないスキルですが、ただそれでもその会社の役職者は決算書を読めるようになって、自社の状況を数字から分析する力は身に付けないといけないし、企業もそうした教育を授ける必要はあるのかな?と思います。先日も経営的に苦戦している会社の役職者が「どんどん新しい社員を増やしていきましょう」的なことを社長に言い出すので「はて?」と思いました。その会社は決算書を見る限り、儲けに対して社員の給料にお金がかかりすぎているので、むしろ会社を存続させるためには一人でも非効率なスタッフに辞めてもらわないといけない状態でした。にも関わらずとんちんかんなことを言いだすこの役職者にわたしが「決算書見てます?」とお尋ねすると「見たことない」とのこと。これではとんちんかんな発言をしてしまいますよね。会社の経営状況も分からない状態で口を出したら大ケガするのです。もし決算書が読めなくても会社の経営状況は役職者は把握しとかないとかなりサムいんじゃない?